用語書

コトノハ

古賭ノ刃

あの日降り立った女性より与えられた力。と言ってもこの世界では当たり前の物で、幻獣などはこれを本能や知識で使いこなしている。そのすべてを扱えるようなものでは人間に負荷がかかりすぎるため、四文字という制限を与えられている。
それは言葉、その心身に刻む言葉。四文字に収まるものならば何でも構わない。
例えば火、火炎、炎天下、煙炎漲天のように同じ炎や熱に意味を持たせられるような言葉を刻めば、炎を扱うような、高熱を扱うような力を得られる。
その文字数が多ければ多いほど出力が大きくなり、文字数が少なければ少ないほど出力が小さくなる。長い言葉は出力が多い分扱いが難しいが、短い言葉は出力が少ない分制御しやすい。

ショウブシ

章武士

古賭ノ刃を扱い戦う人間の役職。世界の古賭ノ刃に従い人間同士で勝負するのが主だが、人類繁栄のために外界に向けて開拓者として挑戦することも多い。
古賭ノ刃をもつ章武士は身体能力が強化され人並外れた運動が可能。
章武士同士の戦いでは戦う前に何を賭けるか決める。それは今日のご飯代から命までと幅広く許されており、相手が賭けたものに見合うものを賭けなければならない。そのため実力に大きな差がある場合は挑戦者のほうが賭けるものを先に言い出せる暗黙の了解がある。それはあくまで章武士の中でのルールであって世界の古賭ノ刃とは違うものである。
仕様する武器はどれも華風、和風なもので、一風変わったものでも忍具のようなものばかりである。銃火器は火縄銃のような鉄砲のみで、近代的なライフルは衰退した。その理由は古賭ノ刃が乗らないため、幻獣や同じ章武士に対して余りにも無力だからである。

せかいのことのは

世界の古賭ノ刃

あの日の出来事に出てくる女性より人類に告げられたもの

・古賭ノ刃の定め
・古賭ノ刃を使い争い、その勝者が天下を得、京の城と神が願いを一つ叶える権利を与えられる。
・外界を開拓すれば人類の世界は広がり古賭ノ刃の力も増すこと。
・この世界で人は低俗な存在であり、常に淫欲に塗れている。

これらは世界に刻まれた古賭ノ刃であり、それを書き換えるには神の力でもない限り不可能とされている。

げんじゅう

幻獣

外界に住む、この世界において人類より上位に置かれた生物。
四神のようなものから妖怪のようなものもすべてまとめてそう呼ばれる。
彼らは本能的、もしくは知性的に古賭ノ刃を扱える。
人類は幻獣攻略の参考にするために彼らに等級を付けており、下級・中級・上級・超級・神話級としている。
知性を持つのが中級の上位から上級あたりから、言葉を発せられるのが超級からという参考。

やくそう

薬草

外界で採取できる特殊な植物。
それを潰し蜜を集めたり、干して粉にしたりと加工することで様々な効果を持つ薬となるのだが、我々の知るようなものと比較してその効能は異常であり、希少なものであれば死者すらも蘇らせることができると言われている。